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【玉野GⅢ決勝】小原 5年ぶりGⅢ2V

 渡辺雄太の捲りに乗った小原太樹(34=神奈川・95期)がゴール前で鋭く抜け出し、18年川崎以来となる通算2度目の記念優勝を飾った。

 レースは1番車の松浦がスタートで出て太田―松浦―荒井が前受けする。この後ろには単騎の佐藤。中団は森田―坂井―吉沢で渡辺―小原は後方に控える。残り2周で渡辺―小原が上昇の構えを見せるも、太田はペースアップして渡辺は8番手に戻る。打鐘前に森田―坂井が踏み上げるが、太田は森田を出させずに両者の並走が続く。太田が森田を合わせ切ると、番手に下りた森田は松浦を内に押し込んで前団はもつれる。最終ホームから満を持して仕掛けた渡辺―小原。バックでスピードに乗ると前団を一気に捉える。切り替えた松浦が3番手に続く。番手から抜け出した小原が詰め寄る松浦を振り切り1着でゴールを駆け抜けた。

 「前で頑張ってくれた渡辺君のおかげです。久々に記念を勝てて本当にうれしい」と笑顔いっぱいの小原。「車番も良くなかったので、1度は動く構えを見せてからタイミングを見て仕掛ける作戦だった。前回、初めて記念を勝った時も8番車だった。何か縁があるのかなと思っていた」と感無量の表情。「これを弾みにさらに上に行けるように頑張りたい。一戦一戦を大切に戦っていく」と締めくくった。

 ◆次走 優勝した小原太樹、2着の松浦悠士、3着の佐藤慎太郎は高知記念(GⅢ、4月6~9日)へ。

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